晩の独り言

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願っても無いことなどと戯けるのなら、初めから願わないで欲しかった。

小桂から伸びるこの手をおずおずと取るのなら、最初から手を伸ばさないで欲しかった。

そんなことも今はもう、子どもの我が儘じみた戯言だと一蹴されるのでしょうけど。

静けさ漂う秋の空に、ぽってりとしたお月さまが浮かんでいた。
ファンタジー
公開:18/04/01 10:02

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