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いつの間にか彼が横にいた

よろしく

彼がそう言うと

ボクも同じくよろしくと答えた

今回はサングラスがない・・

彼はサングラスが似合う人だった


だった?

いつからそんなことを知っているんだろう
初対面なのに

「君と会うのは久しぶりだね 随分穏やかになったようにみえる」


旧友だったのか
申し訳ない気持ちがでてきてしまった


「また一緒に芝居が出来たら良いけどもう無理かな」

思い出した

彼はボクの人格のひとつ

夢を追いかけていた頃の自分自身だ

「まだ遅くないんじゃない?」



目が覚める

ここは飛行機のなか 空の途中

心なしかスッキリした気分だ

窓を見ると、そこには笑顔の彼が飛んでいた
ファンタジー
公開:18/03/31 20:03

電話

久しぶりに稼働します。
小説というより日々の感想です。
 

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