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ぼんやりとした思考を、大きく跳ねたボールの音が目覚めさせた。

スコア表を挟んだバインダーと、首から提げたストップウォッチは、現在を生きている証拠だ。

コートの中を全力で駆け回る少年達が眩しくて、目を細める。

無我夢中で疾っていたあの頃、己も彼らと同じように、輝きを放っていたのだろうか。
SF
公開:18/03/28 10:59

きざはし

140字小説を書いています。
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