2人ぼっち?

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陽のあたるポカポカとした公園のブランコで1人。
ベビーカーママたちも、小学生もいない昼の公園はサラリーマンの溜まり場だ。
俺の定位置は滑り台側から2つ目。

午前中の営業で、契約が1つ取れたのもあって何より気分がいい。
コンビニで買ったおにぎり2つとお茶でランチを終えて、ひと息ついてるところ。

いつもなら1つなのだが、今夜は彼女とデートということもあり、営業前にATMでお金を降ろしていたのも手伝って、おにぎりが1つ増えたのは言うまでもない。

昨夜は両親が珍しく談笑していて、それを見た姉貴も一緒に笑ってた。
そんな何気ない日々が幸せだったりする。

今もし神がジャングルジムの上にでも降りてきて…

「2人だけにさせてやる。その代わり、彼女以外の全てのモノを取り上げるがよいか?」

…と言われたとしても「いいよ!」なんて言うはずがない。

この星の上で色々ある中で「2人」だからいいんだよ。
その他
公開:18/03/27 18:44
更新:18/03/27 18:52

kaoru3737

小説とは...がそもそもわかってない私が、お誘いをうけてSSGに参加させていただくことに...。

拙い作品ですが、400字ほどのお時間をいただけるようでしたら、お読みいただき、ご意見・ご感想などをいただけますと幸いです。

[所属等]
◆全日本かくれんぼ協会 副会長
◆フリー(無料)DJ&MC
◆手話サークル代表
◆温泉ソムリエ
◆レターポット研究家

[趣味]
バンド(ドラム)、作詞作曲(ギター)、映画•美術鑑賞、手話、韓国語、英会話…etc.

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