眩しい蛍光ペン
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僕は隣のコウタの机を、気づかれないように横目で見た。コウタのノートの上にシャーペンと一緒に蛍光ペンが転がっている。印刷が剥がれているけっこう古いものだ。
だけどコウタは決まって、そのペンでノートの語句をマークする。
コウタがキャップを開けると、蛍光色の光が溢れてきて目がチカチカした。スーッと文字の上に引いていく様子をじっと見ていた。すると、文字の内側から蛍光色の光が二回ほど点滅してついた。まるで照明のようにこうこうと光る文字は、ノートの上で強く主張されている。
僕はそれが欲しくてたまらなかった。
コウタの目を盗んで、蛍光ペンをサッととり、文字の上に滑らせる。
文字はなぜか、弱くなりながらチカチカと光った。アレ? なんか変だな。そう思っていると、隣から声が飛んできた。
「それ、もう少しで球切れするよ」
そう言って、コウタは筆箱からLEDと書いてあるペンを取り出した───
だけどコウタは決まって、そのペンでノートの語句をマークする。
コウタがキャップを開けると、蛍光色の光が溢れてきて目がチカチカした。スーッと文字の上に引いていく様子をじっと見ていた。すると、文字の内側から蛍光色の光が二回ほど点滅してついた。まるで照明のようにこうこうと光る文字は、ノートの上で強く主張されている。
僕はそれが欲しくてたまらなかった。
コウタの目を盗んで、蛍光ペンをサッととり、文字の上に滑らせる。
文字はなぜか、弱くなりながらチカチカと光った。アレ? なんか変だな。そう思っていると、隣から声が飛んできた。
「それ、もう少しで球切れするよ」
そう言って、コウタは筆箱からLEDと書いてあるペンを取り出した───
その他
公開:18/03/27 14:08
更新:19/07/02 11:51
更新:19/07/02 11:51
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