駅
2
152
まだ寒さが残る朝、突き抜けるように青く澄む空。
改札の向かい側の2番ホームのベンチに座る私。
都会という遠くへ私を運ぶ汽車が来るまであと2時間。
きっと来ないあなたを待つにはとても長すぎる。
改札をつい確認してしまう。
1時間に1本来るか来ないかの田舎町。
この2時間走馬灯のように巡った想い出と向かい側の1番ホームを、入ってきた汽車が覆い隠した。
『一緒に居られないなら、この町から出ていく!』
あなたは何も言ってくれなかった。
「どうする?私、乗っちゃうよ?」
私は、窓からちょうど改札が見えるドアの前に立った。
ベルが鳴る…。
窓越しに、改札の前に立ち尽くす人影が見えた。
「あっ!…」
汽車がいなくなり揺れながら視界が広くなった。
高1のとき初めてあげた2人のイニシャル入りのセーターを着たあなたが立っていた。
2番ホームの私…
「ねぇ!恥ずかしすぎて、急にお腹すいた!」
改札の向かい側の2番ホームのベンチに座る私。
都会という遠くへ私を運ぶ汽車が来るまであと2時間。
きっと来ないあなたを待つにはとても長すぎる。
改札をつい確認してしまう。
1時間に1本来るか来ないかの田舎町。
この2時間走馬灯のように巡った想い出と向かい側の1番ホームを、入ってきた汽車が覆い隠した。
『一緒に居られないなら、この町から出ていく!』
あなたは何も言ってくれなかった。
「どうする?私、乗っちゃうよ?」
私は、窓からちょうど改札が見えるドアの前に立った。
ベルが鳴る…。
窓越しに、改札の前に立ち尽くす人影が見えた。
「あっ!…」
汽車がいなくなり揺れながら視界が広くなった。
高1のとき初めてあげた2人のイニシャル入りのセーターを着たあなたが立っていた。
2番ホームの私…
「ねぇ!恥ずかしすぎて、急にお腹すいた!」
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公開:18/03/27 12:58
小説とは...がそもそもわかってない私が、お誘いをうけてSSGに参加させていただくことに...。
拙い作品ですが、400字ほどのお時間をいただけるようでしたら、お読みいただき、ご意見・ご感想などをいただけますと幸いです。
[所属等]
◆全日本かくれんぼ協会 副会長
◆フリー(無料)DJ&MC
◆手話サークル代表
◆温泉ソムリエ
◆レターポット研究家
[趣味]
バンド(ドラム)、作詞作曲(ギター)、映画•美術鑑賞、手話、韓国語、英会話…etc.
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