一等賞
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『ねぇ、ママ!みて!みて!』
お空が大好きなカズキが庭先でそう言った。
『ほら、なにか おちてきたよ』
カズキは4月で3才。
『あれは、なぁに?』
答えを聞いてカズキは続けた。
『へぇ、あれがユキ?どこからくるの?』
『じゃあソラはユキのおうちだね!』
カズキの疑問が会話の泉に湧き出した。
『あのナカのダレがおウチをでたイットウショウ?』
母親は目を丸くした。
『おちるのはダレがイットウショウ?』
答えに困った母親と空を見あげながらカズキは首をかしげた。
そのうち『あの雪』は『この雪』に変わり、お家を出た一等賞もわからないまま、落ちる一等賞は姿を消した。
「さっ、カズくん。お家入っておやつ食べよっか」
地面に消える末等(まっとう)賞すらわかるはずのない母親の言葉が終わるのを待たずに、カズキは庭先から玄関へ駆け出した。
『やったぁ!ボクがイットウショウ!!』
お空が大好きなカズキが庭先でそう言った。
『ほら、なにか おちてきたよ』
カズキは4月で3才。
『あれは、なぁに?』
答えを聞いてカズキは続けた。
『へぇ、あれがユキ?どこからくるの?』
『じゃあソラはユキのおうちだね!』
カズキの疑問が会話の泉に湧き出した。
『あのナカのダレがおウチをでたイットウショウ?』
母親は目を丸くした。
『おちるのはダレがイットウショウ?』
答えに困った母親と空を見あげながらカズキは首をかしげた。
そのうち『あの雪』は『この雪』に変わり、お家を出た一等賞もわからないまま、落ちる一等賞は姿を消した。
「さっ、カズくん。お家入っておやつ食べよっか」
地面に消える末等(まっとう)賞すらわかるはずのない母親の言葉が終わるのを待たずに、カズキは庭先から玄関へ駆け出した。
『やったぁ!ボクがイットウショウ!!』
その他
公開:18/03/22 12:38
更新:18/03/22 21:30
更新:18/03/22 21:30
小説とは...がそもそもわかってない私が、お誘いをうけてSSGに参加させていただくことに...。
拙い作品ですが、400字ほどのお時間をいただけるようでしたら、お読みいただき、ご意見・ご感想などをいただけますと幸いです。
[所属等]
◆全日本かくれんぼ協会 副会長
◆フリー(無料)DJ&MC
◆手話サークル代表
◆温泉ソムリエ
◆レターポット研究家
[趣味]
バンド(ドラム)、作詞作曲(ギター)、映画•美術鑑賞、手話、韓国語、英会話…etc.
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