0
171

父親が帰ってきたようだ。

母:「あなたご飯にする、お風呂にする、それともタワシ」

父:「そうそう、これで体をゴシゴシ洗ってな・・・って痛いわ」

斎藤家ではそんなことが日常的に起こっていた。

母:「ところで、あなた、昨日、会議で遅くなるって言ってなかったかしら」

父:「そうだが」父は返答した。

母:「あなたの会議はキャバレーでやっているのかしら、鈴木さんの奥さんが見たって言っているんだけど」

父:(あの噂好きの鈴木さんならいいそうだ、口が軽いからなぁ、余計なことを)

「気のせいじゃないかな」父はすっとぼけた。

母:「ちなみにこれがその時、撮られた写真なんだけど・・・」決定的だった。

父:「別に悪気はないんだ、ちょっと若い娘の胸に興味があっただけなんだ。ほら、俺って好奇心旺盛だから」

母:「あらそう、なら、あなたの食事は、若い娘用の離乳食でいいわね」

父:「そんな~~」
公開:18/03/23 11:25

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容