いつもいつでもいつまでも

やっぱり君は僕の心を見透かしたように微笑む。なんでそんな風に、大きな心で僕を包むの？その度に僕は自分のちっぽけさを感じてしょぼんってなるのに。
そしたら君は笑いながらこう言った。「どうしてそんな風にしょげ返るのさ、楽しめばいいんだよ。失敗だって大事な経験。いつも君のこと信じてるし、応援してる。大丈夫、期限付きだけど、いつも話をちゃんと聞くから。」
『え？期限付き？いつまで？』
「僕が死ぬまで。」
『それって？』
「いつも、いつでも、いつまでも、そばにいるから安心して」
君にそんなことを言われた僕は、もう泣くのをやめた。不安を抱えて生きていたけど、一体何を不安だと思っていたのだろう？ここぞというトキ、いつも駆けつけてくれた。苦しい夜は手を繋いで朝まで一緒にいてくれた君。ああ、そうか、手を繋ぐってこういうことだったんだ。
朝日とともに目が覚めた。心の中にいつもいる人。離れているけど大切な人。