ボクとぼうし

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その日は宿題を学校に忘れて
何時もより早く家を出た
急いでいると
風で帽子が飛んでしまった
あっ?!と帽子を追って行ったら
丘の上で海に向って
何かを投げてる人がいた
よく分からないけど
投げたものが太陽の光を沢山集めて
手元に返っていくんだ‼
ぼくは学校の事も帽子も忘れて
ずっとわくわくしながら見ていた
『きみ学校は行かなくていいの?』
楽しそうにずっと見ている ぼくに これさ
『あの崖〜崖を飛べたらあげるよ』とその人が言うので飛ぼうとしてみた
けど…怖くて飛べなかった…
『いつか飛べたらあげるよ』
その人は笑いながら
ワールドカップに出る為に練習をしてると言った

その日からぼくも毎日毎日
砂場で遠くに飛ぶ練習をした‼

おかげで僕は
陸上で都会の高校にスカウトされ
明日旅立つ

 あの崖〜崖を飛べたら…

トンビが光の中を飛んでいく
  気持ち良さそうで
あの人が笑ってるように見えた
その他
公開:18/03/22 02:59
更新:18/03/28 18:56

yujun( キャベツの名産地〜♪ )

好きな言葉
我 以外 皆 我師
我 想う 故に 我あり

読めば読むほど…あじのでる
絵本がね…いつか書けたらいいな〜(*^^*)と
思っちょります(-ω☆)キラリ

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