惹かれ合う理由
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今夜の相手を探そうと入ったバーで、俺は一人の女から目が離せなくなった。
気位の高そうなモデル系の美女。
だが対極の性癖を持つ俺は知っている。
彼女は屈服させられたいのだ。
これは非常に説明し難いが、勘というか匂いというか不思議とお互いにわかるものなのだ。その証拠に俺は出会ったばかりの彼女にこんなにも惹かれている。もう彼女の引力に逆らえない。
俺は彼女に声を掛けた。
「こんばんは、一杯奢らせて貰えませんか」
「ありがとう」
それから俺は彼女を口説いた。
「俺達、こんなに惹かれ合うのは運命だと思わないか?」
「もしかして、あなたSかしら?」
「はっきり言うね。正解だ」
「じゃあ惹かれ合うのは当然よ。でも、ごめんなさい。私じゃあなたを満足させられないわ」
「どうして?」
「だって私、MじゃなくてNだもの」
「……それは残念」
俺は落胆しながら彼女の魅力、じゃない磁力の届かない距離に席を移した。
気位の高そうなモデル系の美女。
だが対極の性癖を持つ俺は知っている。
彼女は屈服させられたいのだ。
これは非常に説明し難いが、勘というか匂いというか不思議とお互いにわかるものなのだ。その証拠に俺は出会ったばかりの彼女にこんなにも惹かれている。もう彼女の引力に逆らえない。
俺は彼女に声を掛けた。
「こんばんは、一杯奢らせて貰えませんか」
「ありがとう」
それから俺は彼女を口説いた。
「俺達、こんなに惹かれ合うのは運命だと思わないか?」
「もしかして、あなたSかしら?」
「はっきり言うね。正解だ」
「じゃあ惹かれ合うのは当然よ。でも、ごめんなさい。私じゃあなたを満足させられないわ」
「どうして?」
「だって私、MじゃなくてNだもの」
「……それは残念」
俺は落胆しながら彼女の魅力、じゃない磁力の届かない距離に席を移した。
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公開:18/03/17 21:51
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