ドコトナクE
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「先輩、聞いてください! 例の女の子とご飯の約束してきました!」
「あらーよかったじゃない」
2人は同じ会社の営業職。担当エリアが近いとこうして昼食を共にする仲だ。
「でもあんまり自信なくて……。先輩、何かアドバイスないですか?」
「そうねぇ。そんなに不安ならこれあげるわ、はい」
彼女は鞄から褐色ビンを取り出す。
「栄養ドリンクですか?」
「ドコトナクEっていうの」
「どことなく良い? CとかDのやつなら知ってますけど」
「私今日これ飲んできたんだけど、どう?」
「どうって……そういえばなんか雰囲気違いますね。なんとなく」
「それが効能。ちょっとだけ魅力が増すの。あとは自分次第ね、頑張って」
「はぁ、どうも。って次行かないと。これもらっていきますね、お先です」
後輩が去り、1人になった彼女の独り言。
「もう。私がこれ飲んできた理由くらい気付いてよね、どことなく」
「あらーよかったじゃない」
2人は同じ会社の営業職。担当エリアが近いとこうして昼食を共にする仲だ。
「でもあんまり自信なくて……。先輩、何かアドバイスないですか?」
「そうねぇ。そんなに不安ならこれあげるわ、はい」
彼女は鞄から褐色ビンを取り出す。
「栄養ドリンクですか?」
「ドコトナクEっていうの」
「どことなく良い? CとかDのやつなら知ってますけど」
「私今日これ飲んできたんだけど、どう?」
「どうって……そういえばなんか雰囲気違いますね。なんとなく」
「それが効能。ちょっとだけ魅力が増すの。あとは自分次第ね、頑張って」
「はぁ、どうも。って次行かないと。これもらっていきますね、お先です」
後輩が去り、1人になった彼女の独り言。
「もう。私がこれ飲んできた理由くらい気付いてよね、どことなく」
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公開:18/03/17 15:03
大学生。楽しいことを思いつくと嬉しい。
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