カメラの向こうにいるトルコ人
2
186
これは僕が秋葉原に遊びに行った時の話だ。
用事を済ませて軽い満足感浸って大通りを歩いていたら、途中で思わず目を惹かれて立ち止まった。
そこには通りへ溢れんばかりに大量のカメラが置かれていた、いや実際に溢れていたんですけどね。
まあ、ありていに言えば中古カメラ屋ですよ。
しばらく立ち止まりじっと見ていると、店員に声をかけられた。
麻黒の外国人で、僕は一目見て彼に『トルコ人』というあだ名を心の中で付けた。
声に誘われるまま店内に入っていった僕。そこにも大量のカメラ。
そこで僕は『トルコ人』に珈琲をご馳走されながら他愛も無い話をした。
今になって覚えているのは、珈琲と別れ際の握手の温かさ位のものだ。
だから僕は、あの日出会った『トルコ人』と大量のカメラの向こうにある物語をまだ知らない。
用事を済ませて軽い満足感浸って大通りを歩いていたら、途中で思わず目を惹かれて立ち止まった。
そこには通りへ溢れんばかりに大量のカメラが置かれていた、いや実際に溢れていたんですけどね。
まあ、ありていに言えば中古カメラ屋ですよ。
しばらく立ち止まりじっと見ていると、店員に声をかけられた。
麻黒の外国人で、僕は一目見て彼に『トルコ人』というあだ名を心の中で付けた。
声に誘われるまま店内に入っていった僕。そこにも大量のカメラ。
そこで僕は『トルコ人』に珈琲をご馳走されながら他愛も無い話をした。
今になって覚えているのは、珈琲と別れ際の握手の温かさ位のものだ。
だから僕は、あの日出会った『トルコ人』と大量のカメラの向こうにある物語をまだ知らない。
その他
公開:18/03/15 20:49
月の音色にて噂を聞きまして。
よろしくお願いいたします。
ログインするとコメントを投稿できます