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俺は孤高の冒険者。ダンジョンの奥深くに生息する魔物の調査及び殲滅を生業としている。さあ、今日も一仕事だ。ダンジョンに飛び込むと早速奥から異臭が漂ってきた。小さな灯りで細い道を照らしながら奥へと進む。ぶよぶよとした壁には粘液がこびりつき、先に進むのにも一苦労だ。トラップを警戒し壁を傷つけないようゆっくりと奥へ進むと、ようやく目的の大広間へと辿り着いた。左右を見渡し、ほどなく赤黒く醜い魔物を発見した。まだ小型だ。このサイズなら俺一人で十分だろう。いや、奴は放っておくと増殖する性質を持つ。他にも魔物がいないか慎重に調査を進めなければ。よし、大丈夫。発見が早くて良かった。魔物はこいつだけだ。俺は魔物との距離を一気に詰めて必殺技を放った。
「シャイニング・レーザー!」
俺の手から放たれた閃光が一撃で魔物を炭化させた。今日も仕事は完璧だ。
俺の名は内視鏡レーザー。
癌の初期治療はこの俺に任せとけ!
「シャイニング・レーザー!」
俺の手から放たれた閃光が一撃で魔物を炭化させた。今日も仕事は完璧だ。
俺の名は内視鏡レーザー。
癌の初期治療はこの俺に任せとけ!
ファンタジー
公開:18/03/13 21:46
更新:18/04/15 17:33
更新:18/04/15 17:33
月の文学館
カメラの向こう
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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