不純
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先生が言う。
「こんなの、空に見えないわよ!もっとちゃんと描きなさい!」
僕の絵を見、確かにそう言ったのだ。
たしかに水色一色で空を描いたが、こうすると空に見えないのか。
「何故、空に見えないのでしょうか?」
「雲が無いからに決まっているからでしょう!?自分でそれぐらい考えなさい!」
なるほど、雲か。
いや待て、雲か。
僕はそんな美しい女性の中に汚らしい男を放りこむような作品が書きたい訳じゃないんだ。
快晴を描いて何が悪い、完璧で何がいけない。満点で何の問題になる。
僕はそんな思いを抱きながら、白の絵の具を取り出した。
「こんなの、空に見えないわよ!もっとちゃんと描きなさい!」
僕の絵を見、確かにそう言ったのだ。
たしかに水色一色で空を描いたが、こうすると空に見えないのか。
「何故、空に見えないのでしょうか?」
「雲が無いからに決まっているからでしょう!?自分でそれぐらい考えなさい!」
なるほど、雲か。
いや待て、雲か。
僕はそんな美しい女性の中に汚らしい男を放りこむような作品が書きたい訳じゃないんだ。
快晴を描いて何が悪い、完璧で何がいけない。満点で何の問題になる。
僕はそんな思いを抱きながら、白の絵の具を取り出した。
その他
公開:18/03/13 21:33
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