ちくわぶ愛

ちくわぶ。
ローカルネタになるおでんの具。そして私がおでんの中で一番愛している具。

ちくわぶ。
竹輪のような麩。おでんの中にはさつま揚げやがんもどきなどが入っている。ならば竹輪も入れちゃえばよかったのに。なぜに竹輪だけちくわぶなのか。なぜ、さつま揚げぶやがんもどきぶが無いのか。

ちくわぶ。
煮すぎると角が取れてくる。でろでろである。角が取れ茶色になるまで煮込めばまあ見た目は竹輪に似ていなくもない。しかし食感までは騙せないぞ。似て非なるもの。竹輪とちくわぶ。

ちくわぶ。
キミのおかげで、おでんだけで一食済ませることができる。ありがたい。
え？餅入り巾着もあるって？餅入り巾着はお高い。それに比べちくわぶは最安値。庶民の味方なのだ。

ちくわぶ。
ただの小麦粉の塊なのになぜにこんなに愛おしいのか。それはキミがおでんの具だから。これからもおでん汁の中でじっと煮込まれておくれ。

迎えに行くよ