茶碗の気持ち
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私のご主人様はミルキークイーンがお気に入りだ。玄米で食べる。
「このモチモチ感がたまらないのよね~」今日もご機嫌だ。
その笑顔を見るとうれしくなってくる。つい、うれしさに我を忘れ、跳ねてしまった。
「やだ、危ない、お茶碗落しそうになっちゃった」そう言いながらも美味しそうにもぐもぐしている。
茶碗冥利に尽きる。
私が苦手なのは、納豆だ。
彼は私にうらみでもあるかのように、ねばりついてくる。
何より悲しいのは、食後の入浴時だ。
ねばりがなかなか取れないため、私はいつもより強くゴシゴシとこすられる。
それでもなんとか耐えられるのは、やはりご主人様の笑顔だ。
「あー、美味しい。幸せ~」なんて言われると、ここはご主人様のために我慢するか、と思えてくる。
あ、炊飯器が合図している。そろそろ私の出番だ。ご主人様が近づいてきた。
「今日はカレーだから、カレー皿っと」
がーん。
「このモチモチ感がたまらないのよね~」今日もご機嫌だ。
その笑顔を見るとうれしくなってくる。つい、うれしさに我を忘れ、跳ねてしまった。
「やだ、危ない、お茶碗落しそうになっちゃった」そう言いながらも美味しそうにもぐもぐしている。
茶碗冥利に尽きる。
私が苦手なのは、納豆だ。
彼は私にうらみでもあるかのように、ねばりついてくる。
何より悲しいのは、食後の入浴時だ。
ねばりがなかなか取れないため、私はいつもより強くゴシゴシとこすられる。
それでもなんとか耐えられるのは、やはりご主人様の笑顔だ。
「あー、美味しい。幸せ~」なんて言われると、ここはご主人様のために我慢するか、と思えてくる。
あ、炊飯器が合図している。そろそろ私の出番だ。ご主人様が近づいてきた。
「今日はカレーだから、カレー皿っと」
がーん。
その他
公開:18/03/07 18:58
文章を書くのが大好きです。
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