レッテル
0
163
「おい、営業2部の井上がお前のこと飯に誘いたいって。行かない手はないだろ、超好物件だもんなあ。」
「井上さん…?あ〜私、苦手。」
「は、なんで?イケメンだし、高学歴だし、出世頭じゃん。」
「その、上から目線っぽいのが嫌なの。虚勢を張って、俺、あれもできるぜ?これもできるぜ?みたいな。私のこと誘うのも、断られるわけが無いって思ってんじゃないの?」
「そうかなあ。じゃ、彼は?総務の萩原君。前の部署の後輩じゃん。」
「年下は無理!しかも、ああいう一見大人しそうな男ほど、家で威張ったりするんだって。」
「人事の山田さん!」
「ぽっちゃりの?絶対大食い!食い意地が張ってちゃ、食費がもたないわ。」
「…。」
「なに。」
「お前さ、そんなレッテルを人に貼って生きてるうちは、一生彼氏なんてできないぞ。」
「…私はそれでも、自分の人生に胸を張って生きてるもん。」
「井上さん…?あ〜私、苦手。」
「は、なんで?イケメンだし、高学歴だし、出世頭じゃん。」
「その、上から目線っぽいのが嫌なの。虚勢を張って、俺、あれもできるぜ?これもできるぜ?みたいな。私のこと誘うのも、断られるわけが無いって思ってんじゃないの?」
「そうかなあ。じゃ、彼は?総務の萩原君。前の部署の後輩じゃん。」
「年下は無理!しかも、ああいう一見大人しそうな男ほど、家で威張ったりするんだって。」
「人事の山田さん!」
「ぽっちゃりの?絶対大食い!食い意地が張ってちゃ、食費がもたないわ。」
「…。」
「なに。」
「お前さ、そんなレッテルを人に貼って生きてるうちは、一生彼氏なんてできないぞ。」
「…私はそれでも、自分の人生に胸を張って生きてるもん。」
その他
公開:18/03/09 23:00
結婚し、幸せになりを潜めて3年。
再び書きたくて登場。
多分そのうちまた消える。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます