恐怖の時間

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気が付くと、見知らぬ部屋にいた。
手足を縛られ、思うように身動きが取れない。
私は首を回して辺りを確認した。どうやら何人か人がいる。
立っている人や座っている人、恰好は様々だった。共通しているのは、手帳のようなものを指でなぞりながら読んでいるという事だった。
「ここは一体どこなんだ、何がしたいんだ」
私は何度も問い詰めたが、一向に反応が無い。この異様な空間が永遠にも感じられるほど続き、私はただただ恐怖で怯えるしかなかった。



目を覚ますと、私は電車に乗っていた。どうやら先ほどのおぞましい体験は夢だったようだ。胸を撫でおろし、ゆっくり呼吸をする。
そして、次の停車駅を確かめようと辺りを見回し確認した時だった。
立っている人も座っている人も、皆スマホを弄っている。
その光景に、私はまだ夢の中にいるかのような錯覚を覚え、あの気が遠くなるような恐怖を思い出した。
ホラー
公開:18/03/08 23:06
更新:18/03/16 23:56

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