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新しいテーマパークが出来た。その名もimage world。世界最大の広さにも関わらず、そこには何もない。何故なら、来場した人々がイメージしたアトラクションを1人1つだけ具現化出来るという施設なのだ。2時間で乗り物は消失してしまうが、その間はどれも乗り放題。園は一躍人気となり、徹夜でチケットを求める行列が出来た。だが、学校を休む子供が増え、園へ行く事を禁止する学校や、批判的な意見を発するコメンテーターも少なくなかった。
そんなある日、新薬開発に行き詰っていた男が、気晴らしに園を訪れた。
「なんだこれは」
彼は、今まで素人の想像力と軽視していた。しかし、遺伝子の一部となりタンパク質を構築出来るアトラクション、3分毎に上下左右が反転する迷路等…。ここでイマジネーションが湧いた彼は、見事新薬の開発に成功。多くの命を救った。これによって、批判的な意見は鎮静化、今日も園内は人々の想像力で溢れている。
そんなある日、新薬開発に行き詰っていた男が、気晴らしに園を訪れた。
「なんだこれは」
彼は、今まで素人の想像力と軽視していた。しかし、遺伝子の一部となりタンパク質を構築出来るアトラクション、3分毎に上下左右が反転する迷路等…。ここでイマジネーションが湧いた彼は、見事新薬の開発に成功。多くの命を救った。これによって、批判的な意見は鎮静化、今日も園内は人々の想像力で溢れている。
SF
公開:18/03/05 12:08
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