運命のコンタクトレンズ

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つけると、運命の人が見つかるコンタクトレンズ。 新しもの好きの友人が購入し、そのお試し版を私にくれた。
私自身は半信半疑だったものの、折角貰ったのだからと、試しにつけて街に繰り出す。
すると不思議なことに、ピンク色のオーラを纏った素敵な男性から声をかけられ、デートを申し込まれた。
私はそれを快諾し、その日、夢のような甘い時間を彼と過ごした。
コンタクトの力に、心から感謝した。
しかし帰り際、彼は突然
「ごめんなさい、やっぱり貴方は違う。さようなら。」と別れを告げた。
「何よ!やっぱりインチキじゃない。」
私は友人が同じ目に遭わぬよう、忠告しようとし、鞄の中のケータイを探した。しかし代わりに掴んだのは、コンタクトの外箱だった。
憎々しい外箱を取り出し、改めて見返す。すると私の怒りはみるみるしぼみ、しまいには思わず「なるほど。」と呟いていた。



※外箱に書いてあったのは?
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公開:18/03/04 00:24

あおい( 北海道 )

結婚し、幸せになりを潜めて3年。
再び書きたくて登場。
多分そのうちまた消える。

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