直球勝負
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「小説のさぁ、何が苦手って、情景描写なのよね。
桜の花弁をくすぐるように淡い新芽が出ていた、とか、木漏れ日の中を蝶が歌うように横切って行った、とか、どうでもよくない?
そういうの読んでると眠くなっちゃうのよ。だからいつも読み飛ばしちゃう。
そんなことはいいから、主人公がどうなったかさっさと書きなさいよ!頁を増やすことばっかり考えてるんじゃないわよっ!!
ねえ?」
いや、『ねえ?』って言われても。
〇△出版文芸新人賞の選考会で言うことじゃないでしょ、それは。
桜の花弁をくすぐるように淡い新芽が出ていた、とか、木漏れ日の中を蝶が歌うように横切って行った、とか、どうでもよくない?
そういうの読んでると眠くなっちゃうのよ。だからいつも読み飛ばしちゃう。
そんなことはいいから、主人公がどうなったかさっさと書きなさいよ!頁を増やすことばっかり考えてるんじゃないわよっ!!
ねえ?」
いや、『ねえ?』って言われても。
〇△出版文芸新人賞の選考会で言うことじゃないでしょ、それは。
その他
公開:18/03/02 11:09
文章を書くのが大好きです。
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