煙の指輪
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煙草好きな彼は「結婚指輪だ」としょっちゅうふざけて煙の輪っかを私に吹き付けてきた。
いつか結婚しようと約束していたが、中々貯金がたまらずにいた。
彼なりのせめてものプレゼントだった。
煙草の煙を見る度に楽しかった思い出がよみがえる。
彼の葬式の後、棺から1本だけ抜いておいた彼の煙草を吸って空に向かって輪っかを吹いた。
天使の輪のように煙は高く上がって、やがて消えた。
いつか結婚しようと約束していたが、中々貯金がたまらずにいた。
彼なりのせめてものプレゼントだった。
煙草の煙を見る度に楽しかった思い出がよみがえる。
彼の葬式の後、棺から1本だけ抜いておいた彼の煙草を吸って空に向かって輪っかを吹いた。
天使の輪のように煙は高く上がって、やがて消えた。
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公開:18/03/02 05:25
普段は四コマ漫画を描いたり、イラストを描いて遊んでいます。
ショートショートは中学生の時に筒井康隆先生に出会って衝撃を受けて、星新一先生、藤子F不二雄先生と手を伸ばして読み漁り自分なりに執筆をしていました。
よろしくお願いします❣️
ショートショートの漫画も執筆しています。
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