恋のラテアート
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彼女はいつも、ボクにラテを入れてくれる。そして必ずラテアートを描いてくれる。
最初は可愛らしい犬だった。そのうち、花になり、10連ハートになり、指輪になった。
今日はメッセージだった。
Merry me.
大胆だ。驚いて、しかし少しだけニヤけた顔で彼女を見ると、
はっとした顔をして、こう言った。
「申し訳ございません、間違えました」
そして、ラテを隣の女性客の机に置いた。「隣の席の方からでございます」そう言いながら。
『いや、ボクは知らないよ』
がっかりしたようなキツネにつままれたような気分でそう言おうとしたが、女性客はボクとは反対方向を見ている。
そこにはいかにもそんなことをしそうな、イケメンが座っていた。
女性客とイケメンが帰った後、いつもラテを入れてくれる店員に聞いてみた。
「いつもボクに描いてくれるラテアートは、その…」
彼女はきっぱりと言った。
「練習です」
最初は可愛らしい犬だった。そのうち、花になり、10連ハートになり、指輪になった。
今日はメッセージだった。
Merry me.
大胆だ。驚いて、しかし少しだけニヤけた顔で彼女を見ると、
はっとした顔をして、こう言った。
「申し訳ございません、間違えました」
そして、ラテを隣の女性客の机に置いた。「隣の席の方からでございます」そう言いながら。
『いや、ボクは知らないよ』
がっかりしたようなキツネにつままれたような気分でそう言おうとしたが、女性客はボクとは反対方向を見ている。
そこにはいかにもそんなことをしそうな、イケメンが座っていた。
女性客とイケメンが帰った後、いつもラテを入れてくれる店員に聞いてみた。
「いつもボクに描いてくれるラテアートは、その…」
彼女はきっぱりと言った。
「練習です」
その他
公開:18/03/01 19:19
文章を書くのが大好きです。
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