ベストセラー作家

むかし、むかし、ある一人の偉大なクリエイターがいました。名前は太郎。見た目は70歳過ぎのおじいさんですが、斬新な発想で世界を変えた英雄です。ある時は豪華絢爛な宮殿を設計する建築家、ある時は、海鮮料理で客を魅了する料理人。そしてある時は漁師。

「どうしてあなたはおじいさんなのに誰も見たことがないような素晴らしいアイデアが湧くのですか？」
誰もが気になることでした。しかしそんな時も太郎は「海の中で見たことをそのまま実践しただけさ」こうはぐらかすのが常でした。
様々な顔を持つ太郎でしたが特に名声を高めたのは作家活動でした。特に自伝風ファンタジー小説はベストセラーとなります。サブタイトルも大きな話題を呼びました。
「太郎の自伝 ～女性との約束を守らないと大変な目にあう～」
この本は現在も「浦島太郎」とタイトルを変え、子供達を中心に大人気です。これからも長きに渡って語り継がれることでしょう。