名古屋ぐるめ
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名古屋に出張の最終日。仕事は午前中に終わり、あとは帰るだけ。
その前にご当地グルメっぽい昼食をと思いつき、駅前を歩いてみた。味噌煮込みうどん、味噌カツ、手羽先。どれも心引かれるが、昼時で、どの店も行列が出来る賑わいだ。
駅前を離れオフィス街へ。ずいぶんと狭い路地をのぞきこむと「ひつまぶし」と書かれた小さなノボリが揺れている。ならぶ人も居ないその店に入ると、専門店らしく、壁に貼られたメニューには「ひつまぶし 並・上・特上」とだけ。せっかくだからと「上」をオーダー。
出された蓋付きのおひつとお茶碗。蓋あけると中にはぎっしりと生米が。驚いて周りを見ると、隣席で無心に生米を箸でつまみ、お茶碗に移している客の姿。
壁のメニューを見直して納得した。
「ひまつぶし 並・上・特上」。
混乱しながらも好奇心に勝てず、箸を持って米粒をつまみ出す。「特上」って、どんなんだろうと思いながら。
その前にご当地グルメっぽい昼食をと思いつき、駅前を歩いてみた。味噌煮込みうどん、味噌カツ、手羽先。どれも心引かれるが、昼時で、どの店も行列が出来る賑わいだ。
駅前を離れオフィス街へ。ずいぶんと狭い路地をのぞきこむと「ひつまぶし」と書かれた小さなノボリが揺れている。ならぶ人も居ないその店に入ると、専門店らしく、壁に貼られたメニューには「ひつまぶし 並・上・特上」とだけ。せっかくだからと「上」をオーダー。
出された蓋付きのおひつとお茶碗。蓋あけると中にはぎっしりと生米が。驚いて周りを見ると、隣席で無心に生米を箸でつまみ、お茶碗に移している客の姿。
壁のメニューを見直して納得した。
「ひまつぶし 並・上・特上」。
混乱しながらも好奇心に勝てず、箸を持って米粒をつまみ出す。「特上」って、どんなんだろうと思いながら。
SF
公開:18/02/27 13:07
しばらくは、想い出すような感じで、創ってみたいと思います。
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