花算用
24
203
ある日、二人の男は、森の奥で花畑を見つけました。
「こいつは素晴らしい」
「ああ、なんてキレイな花だ」
二人がその花を何本か持ち帰ったところ、とても高値で売れました。
これはいい商売になる。二人は花を採ってきては売り捌き、大儲けしました。
「どうせなら、もっとキレイな花に改良してやろう」
一人の男が言いました。
「やめておけ。余計なことはしないほがいい」
もう一人が止めましたが、男はこっそり品種改良を続け、やがて出来上がった種を植えました。
これでもっと大儲けできる。二人は花が咲くのを待ちました。
ところが、しばらくして花畑を見た二人は、目を丸くしました。
「一体これはなんだ?」
そこにあったのは、とても花とは呼べないような、何だかよくわからない奇妙な物体だったのです。
がくりと肩を落とす男に、もう一人の男が言いました。
「ほら見ろ。ハナに余計なテを加えるから、ハテナになっちまった」
「こいつは素晴らしい」
「ああ、なんてキレイな花だ」
二人がその花を何本か持ち帰ったところ、とても高値で売れました。
これはいい商売になる。二人は花を採ってきては売り捌き、大儲けしました。
「どうせなら、もっとキレイな花に改良してやろう」
一人の男が言いました。
「やめておけ。余計なことはしないほがいい」
もう一人が止めましたが、男はこっそり品種改良を続け、やがて出来上がった種を植えました。
これでもっと大儲けできる。二人は花が咲くのを待ちました。
ところが、しばらくして花畑を見た二人は、目を丸くしました。
「一体これはなんだ?」
そこにあったのは、とても花とは呼べないような、何だかよくわからない奇妙な物体だったのです。
がくりと肩を落とす男に、もう一人の男が言いました。
「ほら見ろ。ハナに余計なテを加えるから、ハテナになっちまった」
その他
公開:18/02/28 18:28
ログインするとコメントを投稿できます