習作2

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 男一人の寂しい暮らしに飽き飽きした私は文鳥を飼うことにした。
 新しい環境に緊張していた様子の文鳥もすっかり我が家に馴染んで今では私の手に乗ってくれるようになった。毎日食欲旺盛で歌も歌う。今までの暗い生活が一気に華やかになった。
 ある日、母親が我が家にやってきた。私が文鳥が可愛い可愛いと何度もメールで伝えたために一目見たくなったらしい。
 鳥かごの前で私の文鳥を見た母親は言った。
「あんた、これインコだよ」
 
その他
公開:18/02/28 09:00

だんご( 石の下 )

だんごむしのだんごちゃん。まるくなって空を見つげる。
ツイッター @Fdng7

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