相合傘

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高校二年生の雫は、恋する乙女の秘密を数多く胸に持つ。彼女は一途な恋をしている。好きな人は、同じクラスの優くん。いつだって彼は、雫の理想の王子様だった。
ある放課後に校舎を出ると、雨が降っていた。雫は傘を持っていない。すると優くんがやってきて、「入る?」と彼女を傘の中に入れた。雫は傘の中で、初めて優くんと言葉を交わす。二人の心は近寄った。
以上は夢の話で、雫は今朝から、幸福と寂しさで複雑な心持ち。
さてこの日の放課後、雫は通り雨で外に出られない。彼女が溜息を吐いていると、後ろから彼女の王子様がやってきた。優くんは雫を見ると、何かを思い出したように頬を赤めた。そして「入る?」と雫を自らの側に寄せた。
夢を見ているようで夢ではない。雫は昨夜よりも緊張感を抱いて、憧れの人との会話を喜んだ。彼女は夢の中よりもうんと幸せだった。
この日を境にして、二人の仲が親密になったことは言うまでもない。
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公開:18/02/25 17:58

hiraginosyuha

小説家を目指して、日々、公募に出すための小説を書いています。温かい目で見守って頂ければ幸いです。
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