12月31日のカバン
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「今年もお疲れ様」N氏はそう言いながら、銀色のカバンを撫でた。
「どうしたんですか?」F氏がたずねると、N氏は「新年を迎えるための儀式なんだ。スッキリした気分で新年を迎えるため、毎年カバンを買い替えるんだ。」
「確かに新年に持ち物を新しくする気持ちはわかります。でもお金も掛かるし、大変でしょう。」
するとN氏は「毎年少しずつ大きくしてきたから、こんなに大きくなってしまった。でも年を取るとしがらみも増えるから、そんなものも一緒に捨ててしまえってね。すっかり回りの人にも知れわたってしまったよ。」
「そうですか、私も何かを捨ててみるのもいいです
ね。」
するとN氏は「それならいいものがある」そう言うとピストルを取りだし、あっという間にF氏を殺してしまった。
「やれやれ。これで怪しまれずに死体を処分できる。この日のために何年も大変だったな。」そう言うと大型のスーツケースを海にに投げ捨てたのだった。
「どうしたんですか?」F氏がたずねると、N氏は「新年を迎えるための儀式なんだ。スッキリした気分で新年を迎えるため、毎年カバンを買い替えるんだ。」
「確かに新年に持ち物を新しくする気持ちはわかります。でもお金も掛かるし、大変でしょう。」
するとN氏は「毎年少しずつ大きくしてきたから、こんなに大きくなってしまった。でも年を取るとしがらみも増えるから、そんなものも一緒に捨ててしまえってね。すっかり回りの人にも知れわたってしまったよ。」
「そうですか、私も何かを捨ててみるのもいいです
ね。」
するとN氏は「それならいいものがある」そう言うとピストルを取りだし、あっという間にF氏を殺してしまった。
「やれやれ。これで怪しまれずに死体を処分できる。この日のために何年も大変だったな。」そう言うと大型のスーツケースを海にに投げ捨てたのだった。
SF
公開:17/09/22 20:25
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