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生まれつき、真っ白な肌の色をしていた。ずっと、私のコンプレックスだった。
「幽霊。」
「ゾンビ。」
「雪女。」
幼少期の私のあだ名だ。
周りは「そんなこと」は気にするなと言った。
肌の色を気にして、周りの子より早くメイクをするようになった。頬のチークはいつも濃いめにしていた。周りはまた「そんなこと」は気にするなと言った。
その時の私、にとっては「そんなこと」が何よりも大事だったのに。みんな鏡の向こうから私を見ていた。
だけど月日が経って、そんな私の肌を褒めてくれるあなたに出会った。
「しらゆき姫みたいだね。」
あなたに愛されて、初めて少し自分を好きになれた。
そして最近、「気にするな」を心の中でよく呟いている事に気がついた。鏡の向こうの私がニヤリと笑った気がした。
あなたが見つけ出してくれた自慢の真っ白な肌に、控えめにチークをのせて、私は、今の私にとって正しい道を歩いていく。
「幽霊。」
「ゾンビ。」
「雪女。」
幼少期の私のあだ名だ。
周りは「そんなこと」は気にするなと言った。
肌の色を気にして、周りの子より早くメイクをするようになった。頬のチークはいつも濃いめにしていた。周りはまた「そんなこと」は気にするなと言った。
その時の私、にとっては「そんなこと」が何よりも大事だったのに。みんな鏡の向こうから私を見ていた。
だけど月日が経って、そんな私の肌を褒めてくれるあなたに出会った。
「しらゆき姫みたいだね。」
あなたに愛されて、初めて少し自分を好きになれた。
そして最近、「気にするな」を心の中でよく呟いている事に気がついた。鏡の向こうの私がニヤリと笑った気がした。
あなたが見つけ出してくれた自慢の真っ白な肌に、控えめにチークをのせて、私は、今の私にとって正しい道を歩いていく。
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公開:17/10/26 12:29
更新:17/11/15 00:41
更新:17/11/15 00:41
普段は曲を作って歌ってます。
妄想と空想が好きです。
私の作品を朗読した、オーディオショートショートをGoogle playで配信中です。
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