ずんだ餅食べたいな

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 雪解けがすすみ、残雪が山肌に、歩行者信号の進めのマークのような歩くおじさんの形になると、田植えの準備の合図だ。おじさんは痩せているようにみえた。地球温暖化の影響だろうか。
 農夫は田を起こし、水を張り、稲の苗を植えた。そして、無性にずんだ餅が食べたくなって、一面だけ餅米を植えてみることにした。あぜには枝豆を植える。
 あぜに植えた枝豆は、ジャックと豆の木の苗だったらしく、ずんずん天まで伸び、光合成をし、大量の酸素を排出して温暖化防止に貢献した。
 秋にはたくさんの米や、枝豆が収穫できたので、農夫は親戚のおじさんおばさんをよんで、ずんだ餅を振る舞った。
 その年の冬は暖冬ではなく、いつもの積雪量で残雪の歩くおじさんも痩せてはいなかった。それどころか、太ったようにさえみえる。
 今年も農夫は田んぼに稲を植える。そして、歩くおじさんはいつも農夫達を見守るのだ。
 「ずんだ餅、美味しかったよ」
ファンタジー
公開:20/05/23 11:05
更新:20/05/23 16:25
地球温暖化

ゆらら風

ショートショートは時間を気にせず、読めるのがいいですね。情熱大陸を観て、書いてみたらはまりました。ワクワク、ほっこり、??な素敵なお話を書けたらいいな。

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