不死の国

4
7

『不の国』と『死の国』という隣接した国があった。
どちらの国も人口の減少に歯止めがかからない状況に陥っていた。
『不の国』では出生率が低下、『死の国』では死亡率が向上していたのである。
ある年、そんな二つの国が合併し、一つの国となった。
その国は『不死の国』と名付けられ、見事に生まれ変わった。
伝説の鳥・フェニックスを神として崇めた事により、熱い活気が戻ったのだ。
出生率が向上し、死亡率は限りなくゼロに近づいた。
いつしか『不死の国』は全世界で最も活気があり、幸福な国と呼ばれるようになっていた。
しかし、そのような日々は長く続かなかった。
年月と共に『不死の国』では、人口の増加に歯止めがかからなくなっていたのだ。
それは食料不足をはじめとする様々な問題に直面し始める事となった。
現国王は先祖に恨み節を吐くしかなかった。
「やれやれ。『不』と『死』を『合わせ』たりなどするから、すっかり……」
ファンタジー
公開:19/06/02 23:50
更新:19/06/03 16:51
国シリーズ

壬生乃サル

自由きままに、気の向くままに。
サルも木から落ちる・る・る~。

壬生乃サル(MIBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容