4
5

小っちゃな頃から悪ガキで15で不良と呼ばれた俺は18歳で警察に捕まり、刑務所にいる。
少年院?俺は更生出来ないと判断されたようだ。そうでないと周りが坊主だらけのこんな場所に連れてこられるわけがない。
「刑務所?何を言っとるんだ?お前がいるここは『毛毟(け むし)る所』だ」
毛毟る所?何だそれ?聞いたことないぞ。
「ここでお前は毛を毟られる。剃られるんじゃない。毟られるんだ。全身ツルツルぴかぴかになるんだ」
その言葉通り、俺は全身の毛を毟られた。
耐えがたい激痛に俺は悲鳴を上げるも無視された。
畜生…絶対に復讐してやるからな!
そう思っていたが、気付けば俺は自分でも驚く程大人しくなった。何故だ?
「そんなの決まっているじゃないか。お前から毟った毛を寺に送り、出毛させたんだよ」
ああ、そういうことか。だからこんなに心穏やかなんだな…
俺は見事に全身毟られた。
復讐する気なんて毛頭なくなったよ。
公開:19/07/10 18:14

どんぐり三等兵

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容