茶の間 束の間 床の間

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私は夫の実家に行く事がとても楽しみである。
普通は夫の実家と言えば妻はあまり行きたくないものだ。
私も昔はそうだった。しかしあの空間を知って以来、私は夫の実家の虜になっている。
私は今回も夫の実家に着くと早々、出迎えてくれた義母に聞いた。
「あの…早速で申し訳ないですけど、あの部屋って空いてます?」
「勿論。さ、束の間で休んでらっしゃい」
微笑む義母に言われ、私は束の間へと入った。茶の間と床の間の間にあるこの部屋は絶妙な狭さが実に落ち着く。
私は束の間で心安らぐ休息の数分間を過ごした。

尚、この束の間。隣の部屋と繋げることでその意味を変える。
義母と私は茶の間と束の間を合わせた部屋で茶飲み友達となった。女として主婦として結束した。
夫と私が束の間と床の間を合わせた部屋に泊まると1年以内に子宝に恵まれる。今では4人の子に囲まれて騒がしい毎日だ。
ウチも家を建てる時は必ず束の間を作ろう。
公開:19/03/17 18:46

魔法動物フィジカルパンダ

元・パンスト和尚。
7月9日、試しにペンネーム変更。気分転換を図る。

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