カラフルな羽のウロコ

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空高くこいのぼりが泳いでいます。
突然、強風が吹きました。お父さんこいのぼりが皆を守ります。
飛ばされるかと思った、と家族がホッとした時、子供こいのぼりが言いました。
「パパ!僕のウロコが一枚ないよ!」
確かに一枚無くなってます。さっきの強風で飛ばされたようです。恥ずかしい!と泣き始めた子供こいのぼり。お父さんこいのぼりは自分のウロコをあげるも「大きさが違うから嫌だ!」とさらに大きな声で泣きました。困り果て、泣きたくなるお父さんこいのぼり。
泣く声を聞いた渡り鳥たちがどうしたのかとやってきます。
「実は・・」とお父さんこいのぼりは話をすると、なるほどと渡り鳥たちは自分の羽を一枚抜き、子供こいのぼりのウロコの無い所に挿してあげました。そこを通った他の渡り鳥も事情を知って自分の羽を抜き挿してあげました。カラフルな羽のウロコの出来上がりです。「ホントに空を飛んでるみたい」子供こいのぼりは大喜び。
その他
公開:19/04/11 21:00
更新:19/04/11 21:05

まりたま

いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。

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