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僕の住む村には座敷童の家と呼ばれる家がある。
そこは子供だけが入れる不思議な家。
いつでも大量のお菓子と玩具がある座敷童の家は子供達のたまり場だった。学校が終われば皆が座敷童の家で遊んだ。
ちょっと前までクラスの皆で来ていたのに毎日座敷童の家に行く仲間が減る。僕はそれに疑問を持ちながらも今日も座敷童の家で遊んだ。
気が付くと一緒に来ていた友達は先に帰ってしまったようだ。
僕も帰ろうと思い、扉に手をかける。
開かない。扉だけではない。窓も開かない。叩いても割れない。
焦る僕は1枚の手紙を発見した。
「この家は子供が一人残らなければならない
 残された一人はここから出ることができない
 残された一人は座敷童としてこの村に富をもたらす
 元座敷童はこのことを誰にも告げてはならない」
僕は理解した。この村の神隠しの真実を。
僕は明日、友達が来たらすぐにここを出て、もう二度とこの家に来ないと決めた。
ホラー
公開:18/10/03 18:38

どんぐり三等兵

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。

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