白熱灯ムクドリ

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自発的に発光をするムクドリ。鳥目の彼らには優れた機能だ。夜の飛行も明るく照らされていればスイスイと巣に戻れる。でも時折「ガチャン!」と割れる音が聞こえるのは飛行中に仲間とぶつかった時。ぶつかったショックで一時は発光が消える。最近、ライトエコデブ(LED)ムクドリというふっくら系で優しい明るさを放つ新種が発見された。
都会では鳥の大量発生に頭を悩ませている。しかし白熱灯ムクドリは街灯がない夜道も居るだけで明るく道を照らすため各自治体は積極的な白熱灯ムクドリ緑地計画が始まった。彼らの好きな木々を都会の暗い夜道に植え始める。すると木々を巣とし白熱灯ムクドリが住み始めた。ただ、数が集まると明るすぎ眩しくて寝れないなどの苦情が住宅地などで社会問題に発展していった。都会の人間は自己中心的だ。一方、予算の少ない地方では暗い田舎道が明るくなりより安全より快適となり更に人口増加へ繋がり街が活性化された。
ファンタジー
公開:18/09/24 07:35
更新:18/09/24 14:15

まりたま

いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。

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