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白やぎのシーちゃんから、通算100通目の差し入れが届いた。
「お、またシーちゃんからだ。相変わらず律義だなぁ」
読むまでもなく、文面は毎回一緒だけど、ついニマニマしてしまう。いただきますと合掌して、日なたの原っぱとそよ風の香る葉書きにやぎひげを寄せた。
『黒やぎのクー君へ。いつも美味しいお手紙ありがとう』
シーちゃんの文字は、大好物のタンポポの味がした。
お腹がくぅと鳴って、胸の奥がきゅっとした。文面は毎回一緒だけど、読まずに食べた事は一回もない。筆によりをかけた手紙料理を噛みしめ、シーちゃんに宛てる返事を考える。
『白やぎのシーちゃんへ。いつも美味しいお手紙』
悩み悩み、結局いつも通りに書きかけて、途中で調理ペンを置いた。
今日は郵便はやめて、デリバリーにしよう。
「待っててね。届けに行くから、ふたりで食べよう」
未完成の葉書きをポケットにしまい、シーちゃんの暮らす野原へと出発した。
「お、またシーちゃんからだ。相変わらず律義だなぁ」
読むまでもなく、文面は毎回一緒だけど、ついニマニマしてしまう。いただきますと合掌して、日なたの原っぱとそよ風の香る葉書きにやぎひげを寄せた。
『黒やぎのクー君へ。いつも美味しいお手紙ありがとう』
シーちゃんの文字は、大好物のタンポポの味がした。
お腹がくぅと鳴って、胸の奥がきゅっとした。文面は毎回一緒だけど、読まずに食べた事は一回もない。筆によりをかけた手紙料理を噛みしめ、シーちゃんに宛てる返事を考える。
『白やぎのシーちゃんへ。いつも美味しいお手紙』
悩み悩み、結局いつも通りに書きかけて、途中で調理ペンを置いた。
今日は郵便はやめて、デリバリーにしよう。
「待っててね。届けに行くから、ふたりで食べよう」
未完成の葉書きをポケットにしまい、シーちゃんの暮らす野原へと出発した。
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公開:26/08/31 14:46
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創樹(もとき)と申します。
葬祭系の生花事業部に勤務の傍ら、物書きもどきをしております。
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ベリーショートショートマガジン『ベリショーズ』
Light・Vol.6~Vol.14執筆&編集
他、note/monogatary/小説家になろう など投稿サイトに出没。
【直近の受賞歴】
第一回小鳥書房文学賞入賞 2022年6月作品集出版
愛媛新聞超ショートショートコンテスト2022 特別賞
第二回ひなた短編文学賞 双葉町長賞
いつも本当にありがとうございます!
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創樹