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休日の朝、ドアチャイムが鳴った。モニターには宅配業者が映っていた。
離れて暮らす家族が何か送ってくれたのかもしれない。応対すると、送り主が自分になっていて驚愕した。まったく身に覚えがないのである。
「間違ってクリックしたのか? それにしても、なんて大きな箱なんだ」
箱はおれの背丈より高く、重さも相当ある。奇妙だと思ったが、念のため、丁寧に梱包をといた。なかからは、パステルカラーの雲が現れた。
『クラウドシステムが発動します』という機械音が流れ、おれの頭に覆いかぶさる。すると、こどもの頃に芽生えた夢――パイロットになりたいという記憶と情熱が脳内でスパークした。そして思い出した。この荷物は五歳の時、自分が送ったことに。将来を諦めそうになったら届くよう設定していたのだ。
「よし、確かに受け取ったぞ」
おれはひとりつぶやいてから、ふたたび机に向かった。
離れて暮らす家族が何か送ってくれたのかもしれない。応対すると、送り主が自分になっていて驚愕した。まったく身に覚えがないのである。
「間違ってクリックしたのか? それにしても、なんて大きな箱なんだ」
箱はおれの背丈より高く、重さも相当ある。奇妙だと思ったが、念のため、丁寧に梱包をといた。なかからは、パステルカラーの雲が現れた。
『クラウドシステムが発動します』という機械音が流れ、おれの頭に覆いかぶさる。すると、こどもの頃に芽生えた夢――パイロットになりたいという記憶と情熱が脳内でスパークした。そして思い出した。この荷物は五歳の時、自分が送ったことに。将来を諦めそうになったら届くよう設定していたのだ。
「よし、確かに受け取ったぞ」
おれはひとりつぶやいてから、ふたたび机に向かった。
ファンタジー
公開:26/02/09 15:02
☆やコメントありがとうございます✨
作品のイラストはibisPaintやAIで作成しています。
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いちいおと