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十年ぶりの大雪が町を白く塗り替えた朝、子供たちは歓声を上げて外へ飛び出した。雪だるまを並べ、雪合戦が始まると、笑い声が凍った空気を震わせた。
そのとき、公園の古い時計台の前に、ひときわ大きな雪だるまが立っている。黒い石の目は妙に艶があり、にんじんの鼻は少し曲がっている。誰が作ったのか、
雪合戦の最中、子供の一人が雪だるまに当てると、雪だるまの影がゆらりと揺れ、時計台の鐘が鳴った。
鐘の音が消えると、雪は止み、世界は一瞬、音を失った様だ。
子供たちは気づく。さっき作ったはずの雪だるまが、居なくなっているのに。
投げた雪玉は空中で元の粉雪に戻っていく。
誰かの声がして、鐘がもう一度鳴ると世界は元に戻った。そして雪合戦が再開された。
夕方、公園を見ると大きな雪だるまはもうなかった。ただ、時計台の周りには小さな足跡がゆっくりと歩いていた。
そのとき、公園の古い時計台の前に、ひときわ大きな雪だるまが立っている。黒い石の目は妙に艶があり、にんじんの鼻は少し曲がっている。誰が作ったのか、
雪合戦の最中、子供の一人が雪だるまに当てると、雪だるまの影がゆらりと揺れ、時計台の鐘が鳴った。
鐘の音が消えると、雪は止み、世界は一瞬、音を失った様だ。
子供たちは気づく。さっき作ったはずの雪だるまが、居なくなっているのに。
投げた雪玉は空中で元の粉雪に戻っていく。
誰かの声がして、鐘がもう一度鳴ると世界は元に戻った。そして雪合戦が再開された。
夕方、公園を見ると大きな雪だるまはもうなかった。ただ、時計台の周りには小さな足跡がゆっくりと歩いていた。
ファンタジー
公開:26/02/09 10:52
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gonsuke