死生観≒√π1(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)

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私は親友達のLINEグループに文章を送った、その直後ー
「危ない!!」
歩道橋での人身事故。昏睡状態に陥り意識が途絶えていく、絶望……?
「天国かな」
痛みの無い肉体と魂の狭間のセカイ。ここは二つの別れ道の岐路だよ、少年は言ったー
「僕が案内人さ。こっちが正解」
「私、死んだの?」
「待て」
もう一人の彼。
「お前は生きている、愛の奇跡を今一度だ」
二人の男が私を庇う。現世と夢幻……お前次第だー
「騙されるな。余生は半分以上有るんだぞ」
「あの世の方が何も無くて良いよ、どうする?」
私、まだ死にたくない……!! だからー
「私はこれからも生きてゆく」
「待て待てェー! 僕が地獄に連れて行くんだー!!」
さぁ! 今の内にー

ありがとう

「脈とパルス、心拍数上昇!! 電気ショック……」
手術は成功した。クラスメイトの級友がお見舞いに来てくれた。
「三途の川の涅槃LINE送れ」

良かったー
ミステリー・推理
公開:25/06/10 08:38
更新:25/06/10 08:42

谷口文章( 北海道 )

AB型の文章家(一日生まれの左利き)

「文章」とは全く新しい文芸作品であり作りやすさ、読みやすさの良いどこ取りで出来ているショートショート界隈の新参者です。詩の新人賞獲得経験有り!
毎日更新中……

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