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貧乏で陽気な夫婦がいました。
クリスマスイブはあいにく二人とも仕事でしたし、プレゼントはお互い用意しないと決めていました。
特に妻は帰りが遅くなりました。ローストチキンぐらい買おうと遠回りしたのです。
ところが、帰宅した妻はびっくり。なんとリビングで夫が倒れているではありませんか。強盗の仕業か胸の辺りが真っ赤に染まっています。揺り動かしましたがビクともしません。
「…死んでる?」
妻は愕然としました。
「だったら…あたしもあなたのところへ逝くわ!」
近くにあった錠剤をたくさん口に入れて突っ伏します。
夫は急いで起き上がって叫びました。
「待て! 僕は生きてる! これはサプライズの演出だったんだー」
すると、妻はこらえきれなくて笑い出しました。
「なーんてね、そうだと思った。今のは私からのサプライズ。これ、ラムネなの」
夫はケーキを買っていたので、二人でご馳走を平らげました。
クリスマスイブはあいにく二人とも仕事でしたし、プレゼントはお互い用意しないと決めていました。
特に妻は帰りが遅くなりました。ローストチキンぐらい買おうと遠回りしたのです。
ところが、帰宅した妻はびっくり。なんとリビングで夫が倒れているではありませんか。強盗の仕業か胸の辺りが真っ赤に染まっています。揺り動かしましたがビクともしません。
「…死んでる?」
妻は愕然としました。
「だったら…あたしもあなたのところへ逝くわ!」
近くにあった錠剤をたくさん口に入れて突っ伏します。
夫は急いで起き上がって叫びました。
「待て! 僕は生きてる! これはサプライズの演出だったんだー」
すると、妻はこらえきれなくて笑い出しました。
「なーんてね、そうだと思った。今のは私からのサプライズ。これ、ラムネなの」
夫はケーキを買っていたので、二人でご馳走を平らげました。
その他
公開:22/09/02 20:09
どんでん返しが好き。ちょっとずつ書いていきたいです。
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