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私は神である。
そろそろ地球を滅ぼす頃合いだった。
なぜなら、地球をひとつの生物として考えてみると体があちこち疲弊した状態。寿命というやつなのだ。
一度完全に壊し、新たな惑星を作ろうと考えている。
ある日、ひとりの男の枕元に立ち、私の計画を聞かせてやった。すると、男は提案を持ち掛けて来た。
「我々を一旦避難させてその新しい惑星に戻すということはできませんか? 長距離輸送の宇宙船などを作る技術はありますし。もちろん全員救出は無理ですが。人選は私がしましょう。私は政治家で発信力もあり、うまく対応できる自信があります」
さすが私が地球を滅ぼすために送り込んだ人間だけあって期待通り小賢しいやつだ。彼にはその記憶がないが。
私が脳内を操作しているとも知らずに戦争を仕掛けてくれている。順調そうだ。
新しい惑星には人間共は住まわせない。もっと知能の低い生物だけの世界を作る。
そう心に決めた。
そろそろ地球を滅ぼす頃合いだった。
なぜなら、地球をひとつの生物として考えてみると体があちこち疲弊した状態。寿命というやつなのだ。
一度完全に壊し、新たな惑星を作ろうと考えている。
ある日、ひとりの男の枕元に立ち、私の計画を聞かせてやった。すると、男は提案を持ち掛けて来た。
「我々を一旦避難させてその新しい惑星に戻すということはできませんか? 長距離輸送の宇宙船などを作る技術はありますし。もちろん全員救出は無理ですが。人選は私がしましょう。私は政治家で発信力もあり、うまく対応できる自信があります」
さすが私が地球を滅ぼすために送り込んだ人間だけあって期待通り小賢しいやつだ。彼にはその記憶がないが。
私が脳内を操作しているとも知らずに戦争を仕掛けてくれている。順調そうだ。
新しい惑星には人間共は住まわせない。もっと知能の低い生物だけの世界を作る。
そう心に決めた。
ファンタジー
公開:22/08/14 16:38
更新:22/08/14 17:31
更新:22/08/14 17:31
どんでん返しが好き。ちょっとずつ書いていきたいです。
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