アルバイト
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「俺めっちゃいいバイトみつけた」
同級生のタカユキは言った。
衝撃の一言に一瞬の沈黙を置いて、思わず「危ないこと?」と聞いてしまった。
タカユキはそれを「違う、違う」と軽くあしらって続ける。
「まあ年に一度だけなんだけど、とにかく簡単なんだ。それに給料もいい」
「いくら?」
「人にもよるけど多いと日に5万以上もらえることもあるかな」
一年に一度とはいえ働かないで一日5万円……。
考えれば考えるほどますます怪しくなってきたので、ついに本題を切り出すことにした。
「それで、仕事内容は?」
タカユキは待ってましたと言わんばかりにしかつめらしく頷いた。
「それは……」
「それは?」
もったいつけるように数秒の間を置いてタカユキは言った。
「正月に親戚めぐりをするだけなんだ」
同級生のタカユキは言った。
衝撃の一言に一瞬の沈黙を置いて、思わず「危ないこと?」と聞いてしまった。
タカユキはそれを「違う、違う」と軽くあしらって続ける。
「まあ年に一度だけなんだけど、とにかく簡単なんだ。それに給料もいい」
「いくら?」
「人にもよるけど多いと日に5万以上もらえることもあるかな」
一年に一度とはいえ働かないで一日5万円……。
考えれば考えるほどますます怪しくなってきたので、ついに本題を切り出すことにした。
「それで、仕事内容は?」
タカユキは待ってましたと言わんばかりにしかつめらしく頷いた。
「それは……」
「それは?」
もったいつけるように数秒の間を置いてタカユキは言った。
「正月に親戚めぐりをするだけなんだ」
青春
公開:22/06/24 04:36
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