握手
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ベルがなったのでドアを開けたらタツヤが立っていた。
「今日は遊びに行けないな。塾の宿題が溜まってる」
マコトは母親が怒るジェスチャーをした
「少し時間くれ。困りごとを抱えていたら解決してやる。言え」
「本当か!今度の野球大会でピッチャーさせてくれ!」
「わがままはだめだ」
「じゃあ。。」
マコトは少しの勇気を振り絞るように、
「登り棒が苦手なんだ。いつも登り棒の前を通るたびに悲しい気持ちになるんだ」
「受けよう。お安い御用だ」
「本当か!さすが友達だ!」
マコトは言ってよかったという顔をしている。
「一つだけ条件がある」
「なんだよ」
「ヒサシいじめを止めること」
「・・・」
マコトは口をつぐんだ。
「君だって登り棒と友達になれるんだぜ。同じことだろ」
タツヤが初めて笑った。
「わ、わかったよ」
子ども同士の契約は書類もサインもいらない。
見つめ合いながら握手をすること。
「今日は遊びに行けないな。塾の宿題が溜まってる」
マコトは母親が怒るジェスチャーをした
「少し時間くれ。困りごとを抱えていたら解決してやる。言え」
「本当か!今度の野球大会でピッチャーさせてくれ!」
「わがままはだめだ」
「じゃあ。。」
マコトは少しの勇気を振り絞るように、
「登り棒が苦手なんだ。いつも登り棒の前を通るたびに悲しい気持ちになるんだ」
「受けよう。お安い御用だ」
「本当か!さすが友達だ!」
マコトは言ってよかったという顔をしている。
「一つだけ条件がある」
「なんだよ」
「ヒサシいじめを止めること」
「・・・」
マコトは口をつぐんだ。
「君だって登り棒と友達になれるんだぜ。同じことだろ」
タツヤが初めて笑った。
「わ、わかったよ」
子ども同士の契約は書類もサインもいらない。
見つめ合いながら握手をすること。
その他
公開:20/11/01 18:23
更新:20/11/02 09:28
更新:20/11/02 09:28
インドネシア暮らし
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