【コラム】駄洒落を良く見せる方法（ほんの一部）

駄洒落は、いわゆる弱い落ちです。

そのままだと、最後にがっかり、なんてことも。

そのため、使う時には、さらに、なんらかの工夫をします。

方法は色々あって、弱い落ちであることを逆用して、脱力して終わるなんてこともできますし、駄洒落以外の落ちと組み合わせて使うことも多いです。

基本は、やはりダブルミーニングです。

しかし、それだけではまだ弱いので、もう一工夫します。

例えば、単発ではなく、複数を重ねます。

この場合、一文の中に、複数を入れると、ちょっと効果が上がります。

また、受け答えの双方に使ったり、パターンを踏襲させたりします。

さらに、ダジャレひとつが、物語のあっちこっちにかかっているようにします。

これは種明かしをすると、先に駄洒落を作っておき、それに合わせて、ストーリーの方を関わる様に作っているのです。

実際は逆ですが、物語に高度に織り交ぜた様に見えるわけです。