三国志で小説を書いてみました (主人公は間違いなく三国志の重要人物です)

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呉家のお嬢さんと言えば、才色兼備と評判だとか。
それ、私の事だったりするのです。
えへへ。
私たち姉弟は両親を早くに亡くし、親類の呉家を頼りました。
呉家は結構な名家で、弟の景共々、とても良くしていただきました。
私は呉の一族の方たちが大好きです。
いつか恩に報いなければと、名家の子女として恥ずかしくない教養を身につけようと努めています。
そんな折、呉家のお嬢さんは聡明でかわいいなんて評判がたてば、そりゃあ嬉しくないわけではありませんけれど、困ってしまいます。
ええ、本当に困っているのです。
「妻に迎えたいだと!」
問題発生です。それもとびきりの。
評判を聞いたお役人様が、私を妻として迎え入れたいというのです。
えっ、私!って、つ、妻に!
そうしたら親類一同、猛反対です。そりゃあもう怒ってます。
「あんな軽薄で獰猛な男に嫁がせるなど、この子の幸せはどうなる!」
あ、私、ピンチみたいです。
その他
公開:19/03/02 14:19
更新:19/03/02 21:51
こんな少女マンガみたいな エピソードを持つ人が 実は三国志にもいたのです ふっふっふ

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