第十一回、誰かさんのファンタジー講座『ファンタジーの強み、その2』

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メルヘンに、次の二つの特徴があるため

・読者は唯々諾々と受け入れるしかなく、自発的に意味を読み取ってはくれない
・次に何が起きるのか期待感がある

書き手が次々とエピソードを提供し続けなくてはなりません。

と、ここで、読者がそれらのエピソードに、ついつい共通点を見出してしまったら?

次を予想し、結果を確かめたいと思うでしょう。

あるいは、パターンの縛りの中で、次はどう来るのかと期待を強くします。

つまり、荒唐無稽な出来事にパターンを忍ばせておくことで、読者の興味をひけます。

小さなエピソードを繰り返すパターン化の話は、メルヘンに向いています。


つづく
その他
公開:18/11/28 18:24
更新:18/11/30 19:07

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