第十回、誰かさんのファンタジー講座『ファンタジーの強み!、その1』

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ファンタジーとミスリードは、恐ろしく相性が良いです。

今回から、その理由を説明しますね。

あと、”メルヘン”の強みと副作用についても併せて説明します。

これらは、全て同じ理由です。

メルヘンは、作者が任意に世界を改変できるタイプの話と定義します。

この種は、作中で、なぜその現象が起きるのかと考えることが無意味です。読者は、唯々諾々と受け入れるしか無くなります。

その代わり、次は何が起こるのか、という期待感があります。

子供の童話に向いているのは、これらの特徴の為ですね。

さて、SSの楽しみは、読解力を発揮し、理解できた瞬間の喜びが大きいというのは、わかりますか?

メルヘンは、その楽しみが無い状態を作ります。

従って、それに代わる楽しみ、もしくは、改めて読解力を必要とする要素を用意します。

…が、私の得意分野の問題で、読解力の必要性を呼び戻す方針でよろです。

つづく
その他
公開:18/11/28 18:21

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